富岡製糸場は1872 (明治5) 年、政府による最初の模範工場として西洋の技術を取り入れて誕生し、当時、世界最大規模を誇りました。
建設地は東京に近い所で、養蚕が盛んであり、広い土地、水の確保、燃料の石炭の確保が容易な場所、住民の同意を得られた事などの条件を満たした場所が群馬県の富岡でした。他に長野県、埼玉県が候補地にあがりました。
開業に際し、大蔵省の役人だった渋沢栄一が官営模範製糸場設立の中心的人物であったことは広く知られています。渋沢の従兄の尾高惇忠が建設地の選定、資材の調達にかかわり、初代場長に就任しました。
建物は西洋風建築技術(フランス人設計)を用い、施工は日本人の大工です。瓦葺屋根、木骨煉瓦造りの和洋折衷での建物群が当時のまま保存されており、現在は世界遺産登録に向けて活動が進んでいます。
敷地面積 53,738㎡ (16,255坪)
群馬県富岡市富岡1番地1
使用カメラ:ニコン D800, D7000, レンズ:DX18-200mmf/3.5-5.6, FX16-35mmf/4.
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